正説ホワイトニング理論に従ったトータルホワイトニングの要は治療効果の高さです。
そのためには私はホームホワイトニングであれば、薬剤の稠度(=粘り易さ)を重視しています。それに充分答えられる薬剤を患者様へ安く提供させていただいております。(2011コースへ飛ぶ)
上の図のような薬剤の稠度があるとホームホワイトニングで用いるカスタムトレー内壁に粘り強くくっついてくれて長い時間歯を白くする作用を継続していただけます。当院で用いるスキャロップタイプカスタムトレーというデザイン(次図)にぴったりな薬剤です。これはホワイトニング本国である米国でも高く評価されており、ホームホワイトニングという治療薬剤の代名詞とされています。
ホームホワイトニング剤は治療のやり方が簡単なことで、上記類似品もたくさん出回っています。何でも構わないといういい加減な営業マンや自己流な治療に陥っている歯科医師も少なくありませんが、どれも同じでは全くありませんし、ホワイトニングはどう転んでも上手くいく訳ではないのです。
またオフィスホワイトニングに関しては、薬剤の濃度、フリーラジカルを発生させる触媒の有無、薬剤の性状、照射機の波長などのトータルな安全性の設計を考慮して毎日の臨床に生かしています。具体的にはディスカスデンタル社のZOOM(図)とジーシー社のティオン(図)を併用しています。どちらも素晴らしいオフィスホワイトニング効果をもたらしています。
GCティオン図
ティオンはトヨタが開発した窒素ドープ酸化チタンを臨床に応用し、従来ではほとんど反応しなかった可視光線領域でも二酸化チタンが反応できる工夫を施しています。もちろん紫外線に強い適性を残しています。